
2014年秋アニメ『天体のメソッド』13話までの舞台めぐり記事です。
舞台背景の場所としても、キャストさんの面でも、そしてシナリオ面でも期待していたこの天メソ。
終わってみれば、澄み切ったと言うべきか、ノエル自身を体現したかのような神秘さを兼ね備えた無垢でクリアな情感さえ覚える背景で最後まで描かれていました。心や感覚に訴えてくる感じのね。
特に、洞爺湖(霧弥湖)ではそれが顕著だったとは思いますが、この札幌(北美)でも大通公園でのシーンでその欠片が見られたり。
今回は、そんな乃々香たちが通う北美中学校のある街のモデルとなった北美(ほくび)市こと、北の都「札幌」の舞台紹介になります。
※以下、札幌駅エリア→北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)→大通公園・すすきのエリア→その他の順にご紹介。
※【追記(2015年4/27)】:大通公園内のカットを冬季撮影時のものから春季撮影時のものに全面的に差し替えました。
<札幌駅北口 7話>


7話の郊外へのお出かけ回の出発駅。
普通札幌駅といえば、南口の大丸やステラプレイス側が映ることが二次作品にも多いんですが、天メソでは北口の登場となりましたね。私も良くこの北口を使っているので、このカットを見て旅立ちであったり日常を思いださせられたり。




修一が乃々香たちを送り届けにきた北口の東改札側は、実際にも送り迎えなどの路駐が多いのでこのあたりのカットは撮りにくいことも。




<札幌駅前バスターミナル 1,4,6,7話>


まずは1話。WORKING!!の定山渓回にも出てきた札幌駅前バスターミナル。


実際に霧弥湖(洞爺湖)温泉方面へのバスが発着する10番のりば。


このカットはPV2にもでてきてましたね。


札幌バスターミナル名物遮断機のある横断歩道ですね。
まあ、あんな高さからは普通撮れませんが(汗。


乗り場の発券所の上にある道南バスの時刻表の行き先の地名も漢字一文字分改変してあったりはしますが、時刻はほぼ一致。過去には洞爺湖方面ももう一本多かったんでしょうかね?


4話。






10番乗り場を16番側から。PV同様乗り場付近以外の背景は合いません。


6話。


7話。いつもの10番乗り場を3番乗り場付近から見たものなんですが、何故かいるのが道南バスじゃなくて中央バスという。この後向かう真駒内滝野霊園(作中では幌美内大滝霊園)が中央バスのエリア内だからなんでしょうか?

以前の話のカットにもありますが、10番・道南バス乗り場は上のキャプにあるようにこんな感じで行き先のプレートを垂れ下げています。
<北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎) ED、2,4,5,6,8,9話>


北美中学校のモデルになった赤れんが庁舎。まさか、旧道庁をモデルにするとはw
現実にある学校ではなく、あえて誰でも見学できる箇所をもってきたあたり上手いなと思わされましたね。
あと、閉門した姿を秋の時期に撮るなら朝の開門前(6時40分前後)に来るのがいいかと。
まずは、2話より。


ED。この教室のカットは2階中央にある歴代長官・知事が執務した記念室になっています。


記念室外のフローリングが教室内で使われている設定になっていたり。


2話。乃々香たちのいる教室のモデルは記念室よりも、南隣の観光センター室の方が窓枠などパーツは合っていました。また、後で紹介するカットにもありますが、2話で柚季が乃々香を教室外に連れ出す際に出ていく扉が観光センター室の設定になっているので、教室の位置の設定は観光センター室で間違いないでしょう。
※写真は左右反転。








ただ、教室の扉は記念室の方のものを使っていたりと、明らかに二つの部屋をミックスして使っています。


2階廊下。






1階と2階の間の中央階段の踊り場。


柚季「好きなの?嫌いなの??」


「円盤のこと!!」


4話。記念室入口。


なお、観光センター室内。この写真のあたりに普段は係員の人がいるんですが、この日はたまたま不在だったので撮影できました。




1階中央階段。




1階中央階段の裏側。ちなみに、この先(こはると湊太がいる左手)地下へと階段が続いている(立ち入り禁止)のですが、現道庁庁舎などにそのままつながっているのだとか。


続いて5話。柚季を約束の花火へと何度も誘う5話では中央階段の踊り場から出入り口付近が度々登場。
























湊太「柚季、俺の話を聞け!!」




こはる「柚季・・・」
柚季「話があるの。」
5話のこのシーンの後、テレビ塔へと向かうことになります。


6話。


記念室天井。


8話。物語中盤以降、一気に季節が夏から初冬へと移っていき季節感もリンクしてきましたね。


1F中央階段横。




2F観光センター室前より。


2F記念室の扉。






9話。










※赤れんが庁舎は、年末年始を除いて8時45分~18時に内部の見学が無料で可。
<ホテルモントレエーデルホフ札幌前(北2西1交差点付近) 9話>


左端に札幌市本庁舎と思しき高い建物が見えたので、ホテルモントレの前から撮ったものかなあ・・
ただ、他の建物がそんなに合わないので参考までに。

左端の茶色の市の本庁舎の手前に見える札幌北一条ビルと合わせて撮った方が合いそうな感はありますね。
<札幌市営地下鉄南北線大通駅改札口(?) 7話>


北美駅から出かける際に乗り込んだ南北線の駅の改札口と思われる場所。
タイルの模様から南北線大通駅のものとわかるんですが、
※2015年4月上旬にリニューアル工事が完成し柱部分も置き換えが完了し、舞台消失となりました。


南北(北南)線の車両・・・・ではなく、この顔は2008年に既に引退した東西線6000形。
2014年11月現在、この6000形が見られるのは、札幌市青少年科学館に実車体のカットモデル、または札幌市交通資料館には車部品を組み合わせた先頭部分のモチーフの計二か所のみになっています。
※写真は札幌市交通資料館のもの
<大通公園西4丁目 10話>


後の比較でも言えるんですがこの大通公園のカット全般。
春と秋口は撮りやすいんですが、夏場や冬場は屋台や出店、クリスマスイルミネーションや雪まつりに備えた作業員用の建屋が建てられたりと、ハイシーズンになると普通の公園の姿をしていないことが多く注意が必要です。回収しにくくなるという意味で。
<大通公園西3丁目 4,5,9話>


4話。西3丁目の噴水の脇あたりから。


街並みの描写は全く異なります。


続いて5話より。




9話より。






<大通公園西2丁目 9話>


作中では大通北1交差点となっている大通西1交差点と思しき場所。
青看板の麻生(絹生)、すすきの(鈴木乃)は確かにあるんですが、まわりの建物が合わないですね。これは。


9話のハイライトの一連のシーンは、西2丁目公園内北側にあるナイアガラの滝をイメージした(?)壁泉にて。






<さっぽろテレビ塔 5話>


テレビ塔1階入り口付近。
11月にもなると閑散としてますが、作中の夏の季節だとビアガーデン含む出店が多数でています。




これは、西2丁目公園からの撮影。






<東急ハンズ札幌店 8話>


8話にて学園祭(北美祭)で出展するプラネタリウム作りの資材を買いに行った札幌のハンズ。(作中では東京ハンズ)
実際の赤レンガ庁舎のほぼ真南に立地していたりします。
※店内はレイアウトまでは一致しません。
<観覧車ノリア[nORIA] 1,3,5話など>


すすきのにある商業施設ノルベサ。その屋上にある観覧車ノリア[nORIA] から北東側を見たこの風景が、毎度物語として街(札幌)のシーンに入る際に最初に記号のように使われています。
このカット自体は、頂点に登りきる前に撮影する形になります。
※1乗車大人1名600円。
<汐音のアパート 3話など>


3話に出てきた汐音のアパートも札幌市内某所に実在していましたね。
建物のまわりの背景は合いませんでしたが。
<真駒内滝野霊園(モアイ像・大仏・ストーンヘンジなど) 7話>


7話で乃々香の母親・花織の墓参りに訪れた霊園にあるモアイ像。
北海道でモアイ像と言ったら、札幌市南部「滝野」の霊園入口にあるものが有名です。


まずは、霊園入口。この滝野霊園は実際、真駒内駅から墓参バスが運行されてはいますが、事業者が道南バスではなく汐音が7話で札幌駅前BTから乗り込んだ中央バスになっています。
※墓参バスで訪れるのであれば、御霊供養大仏前下車。


その墓参バス側面。




モアイ像の南側にある御霊供養大仏は2015年まで環境整備工事のため頭が見えるだけ。


入口すぐにある人頭有翼の獅子像。


古代の巨石材の建て方の看板も実在。




獅子像の向かいにあるモアイ像群。






大仏やモアイ像のあたりからさらに進んだ先にあるストーンヘンジ。
移設工事が進んでいるようですが元々は、大仏の近くにあったのだとか。
というわけでこのエリア。モアイの群像といい、ストーンヘンジといい霊園というよりは何かのテーマパークかな?と思わされましたね。
なお、作中ではこの後、先の墓所まで行っていますが本記事では比較の方はしません。ですが、各区画の看板といい、水場といい一致するものも多かったとだけ言っておきます。
<余談①~11/3新千歳上映会ネタ~>

個人的には楽しみにしていた、水瀬いのりちゃん(いのりん)と夏川椎菜さん(ナンス)が渡道した11/3の新千歳の天メソ上映会なんですが・・・・
当日思いっきり寝坊して上映会兼トークショーの整理券を入手できず、イベント不参加という重大なやらかしをしてしまったので・・・以下の話もイベント内容を伝聞で聞いたものになりますが・・・。
まず、ナンスが当日着ていたパーカーは6月の制作発表会で来札したときに5話にも出てきたさっぽろテレビ塔3階のお土産屋で買った、daNpa(パンダを逆に呼んだ北海道のキャラだそうで・・・)のパーカーだったそうです。
パーカー自体は他の札幌や千歳のお土産屋でも置いてありますが、ナンス推しの人はぜひテレビ塔のお土産屋で買おうw

そして、いのりんのBlogにもあったスタッフさんからのトークショーの差し入れでもらった飲むヨーグルトは牧家の飲むヨーグルト。このドリンクも、天メソで舞台になった洞爺湖隣の伊達産だったりします。

次に、上映会後にお二方一行は札幌のオタクショップ街に来て、アニメイト(札幌、新千歳)、ゲーマーズ(札幌)、とらのあな(札幌)にサイン入り販促ポスターを貼りに来たり、メイトととらにはPOPや書置きをしていきました。
ここでは、撮影許可&掲載許可が出されているアニメイト札幌のコーナーだけ紹介。
※2015年4月下旬ごろに撤去されていました・・・。

ナンスの書き置き。

いのりんの書き置き。
今回は日帰り弾丸での札幌・千歳巡業(?)だったので、また来たいというコメントを残されたのかもしれませんね。
いやほんと、今回上映会見に行けなかった身からしても、サブカル方面への擦り寄りが著しい(?)さっぽろ雪まつりにて天メソのイベントがあればぜひ来てほしいなあと思ってますよ!!(願望)

ポスターの方のナンスの直筆。

いのりんの直筆。

記念写真もありましたねー。
そして、いのりんのBlogにもありましたが、北美中学校のモデルになった赤レンガ庁舎にも訪れて、乃々香と柚季ごっこしてたんだとかw
その図を想像するだけでも悶えそうですね?!?!(ぉ
北美こと札幌編は以上です。
この北美では、主に後半から終盤にかけて汐音と乃々香、そしてノエルの秘密を徐々に解き明かしていく物語が展開されていく舞台になりましたね。大通公園での吐露であったり、市内某所の汐音のアパートの中でのシーンであったり。
前者二人の人間模様の軌跡を辿ってみたい方は、この札幌は訪れてみてもいいのではないでしょうか?
◆◆舞台探訪(聖地巡礼)マップ◆◆
【札幌都心エリア】
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【札幌市広域】
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【真駒内滝野霊園】
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一部画像は比較研究目的で引用しております。
『天体のメソッド』の画像著作権は、©霧弥湖町観光協会 に帰属します。
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