
2014年秋アニメ『天体のメソッド』の舞台めぐり記事です。
大変長らくお待たせしました。洞爺湖エリアの地域別記事も今回でラストです。
というわけで、この第六弾では円盤を呼び寄せた天文台や、しいはら本舗の建物モデルがある壮瞥町エリアをご紹介。
※その他、洞爺湖の記事は以下↓
●円盤の街の湖畔『洞爺湖温泉-湖畔-』
●円盤の街の街中『洞爺湖温泉-街中-』
●浮見堂公園やサイロ展望台、三豊トンネルなどの『北部・西部』
●火山遺構が多く残る『金比羅山・西山』
●豊浦駅など『内浦湾-虻田・豊浦-エリア』
※訪問時期は10月終わりと11月下旬の雪の無い(少ない)時期のものになります。後述しますが、森と木の里センターは、そこへと続く道自体11月以降次の春まで通行止めになっていますので冬シーズンの訪問はできません。予めご了承くださいまし。
※以下、壮瞥温泉エリアから東へ(天文台がある森と木の里センター方面)と紹介します。
※【2015年4月21日追記】:森と木の里センターの天文台の内部を3月中旬に特別な許可を得て、管理者の方の同行のもと見学させていただきましたので、その模様を追記いたしました。
※【2015年12/8追記】:民芸御殿最寄りバス停の停留所名変更について追記いたしました。
<THE EARTH VIBRATION とうや 3話>


3話のオリエンテーリング回で出てきた湖畔の彫刻その1『THE EARTH VIBRATION とうや』(近持イオリ 作)
壮瞥温泉と東丸山バス停の間にあります。
<レストハウス梓のひまわり畑 1話>


日暮れギリギリかつ、ひまわりのシーズン終わりがけに来たもんでこんな写りに・・・。
ただ、この広々とした風景自体はこの壮瞥エリアではなく、湖西側の成香や香川の方の農場の方っぽいなあとは思いますが・・・・(調査中)
<民芸御殿 OP,1,2,3,4話など>


しいはら本舗の建物モデルとなった、昭和新山登山口にあるお土産屋『民芸御殿』。
民芸事の体験プログラムの掲示が見られるなど団体客をメインターゲットにしているお土産屋故に、午後の遅い時間に訪れると既に閉まっていることが多いですが。。
まずは、OPから。


1話。












2話。




3話。




4話。このほかの話にも多数登場していますが、キリゴンの立て看板を湊太が
なお、この民芸御殿。店の方の話によると洞爺湖温泉観光協会の方を介して店舗部分を登場させるに至ったんだそうです。
※民芸御殿や古宮邸のモデルとなったこのエリアは、道南バス
<古宮邸の建物モデルその1(民芸御殿南隣) 1,12,13話など多数回>


乃々香の家のモデルその1は、民芸御殿の南隣の建物でしたね。
ここに関しては、灯台下暗しというか物語終盤になってBlogへのコメントや他の探訪者さんが気づかれるまで自分も完全にスルーしていたり・・・・・。いやはや、改めまして情報の方ありがとうございました。


ちなみに、ここの建物。数年前まではジェラート屋さんだったそうなのですが、今は空き家なのかどうかよくわからない状態でした。
そして、モデルその1と言ったのは、上の比較用キャプを見てもらえればわかるかと思うのですが、古宮邸の左半分の緑色の屋根が目立つ方がこの民芸御殿の南側の建物をモデルにしているからということです。
その2(2階建て部分のある方)は、次の箇所で。
<四十三山(よそみやま)散策路入口(古宮邸の建物モデルその2) 1,2,9,12話など多数回>


次なる場所・古宮邸の立地モデル兼建物モデルその2は、民芸御殿のあるエリアから洞爺湖温泉街方面に戻り、四十三山(よそみやま)・明治新山のフットパス・登山口入口付近へと移ります。
この箇所紹介でも後述しますが、セイコーマート壮瞥温泉店とペンションおおのの間の道を南へ行ったところになりますね。
まずは、1話より。


2話。砂箱は一致しますし、ガードレールも大体合いますね。






9話。




12話。四十三山の登山口方面を向いたカット。
3月中旬で平野部は雪が大分なくなってきたとはいえ、このあたりは残雪がまだまだ残ったまんまでしたね。夏のオンシーズンにでもまた来ないとですな。


さて、建物モデルその2についての話を少しだけ。
さきほどのその1最後に述べたように、車庫のある2階建ての建屋はこの登山口にあるこの建物(旧北大有珠火山観測所)をモチーフにしているのでは?という説が有力かと。
完全に合うわけではありませんが、屋根の形状や1階の車庫部分もそれっぽいですしね。
ちなみに、現在の北大有珠火山観測所は、天文台のモデル「森と木の里センター」敷地内にあるので、作中の設定としては、この四十三山の上にノエルと出会った天文台があるという設定なのでは?という説が舞台設定として一番しっくりくるのかな?と。


また、四十三山の登山口へと至る際に目印としてセイコーマートがあるという話をアクセスのくだりでちらっとしましたが、1話などで乃々香が買い物で訪れていたのもセイコーマートでしたね。
描かれていたのは、壮瞥温泉ではなく洞爺湖温泉街の洞爺たなか店の方(上の比較写真)でしたが、舞台設定としてはその洞爺たなか店の奥にこの古宮邸があるという感じになりそうだとも考えられますね。
地図で明示したわけではないので、わかりにくい説明だったとは思いますが古宮邸とノエルと出会った天文台、そして温泉街はどうやらこうやって繋がっているのではないかと思います。
<森と木の里センター(外観) OP,1,2話など>


天文台のモデルとなった森と木の里センター。
この施設は基本的には、天文台のある建物含めて泊まり利用で内部の見学ができる(詳細は後述)とのことですが、この日は併設してるキャンプ場を使っている方々がいたこともあり外観だけは回収できる状態にあったので、管理元の許可も得て外観のみ撮影しました。
※【2015年4月21日追記】:掲載した残雪の残る写真や森と木の里センターの天文台の内部に関しましては、3月中旬に特別な許可を得て、管理者の方の同行のもと見学させていただいた際に撮影したものです。
※森と木の里センターへの一般利用による立ち入りは、オンシーズンとなる春(5月)以降、正規の手順を踏んでから行っていただくようお願いします。また、ご迷惑になるので関係部署などへの問い合わせなどはお控えいただくようお願いいたします。


OP。






1話。




2話。








<森と木の里センター(内部) 1,8,9,10話など多数回>


続いて内部。天文台と宿舎の間の渡り廊下部分が頻繁にノエルとの回想シーンで出てきましたね。
まずは1話より。


渡り廊下と天文台全体が映るカットは要広角。






見学させていただいた時、わずかながら残雪が残っていたので、ノエルが乃々香を7年間待ち続けた情景が目の前に広がっていました。


8話。






9話より。


要脚立のカットです。




この渡り廊下は、天文台内部とは異なりオンシーズンの宿泊の際に撮影の方は普通にできるそうです。
<森と木の里センター(天文台内部) 1,8話など多数回>


1話。キービジュアルでおなじみの天文台1Fから続くらせん階段より。管理人の方曰く、かつてはこの1F部分まで中央の丸柱があったのだとか。(比較写真で木のボードがあるところ。)


最上階の天文台ドーム内より。待ちぼうけるノエル。




白い手すり自体はドーム内ではなくその登る途中にある螺旋階段にありました。


なお、最上階の天文台ドーム内全体のカットなんですが・・・・


作中と違って5人が囲んでも余りあるスペースがあるわけでもなく、本当に狭いのでドーム内全体を捉えるには相当な広角が必要かと。
作中では天文台内の描写が数多く見られますが、今のリニューアルした天文台ドームではなくリニューアル前の内部を参考にしているそうですね。例えばBDに付属していた設定資料などをみせていただいた限りでは、机などの備品などのパーツは昔あったものが作中で使われている具合に。
故に、他のカットの比較の方は割愛とさせていただきます。
ところで、天文台の内部なんですがこれが一般利用で見学できるどうかは運が絡むところがありまして・・・。
このセンターの宿泊はオンシーズンにはいつでもできるんですが、天文台の天体観測ドーム内部に入るには、事前に天体見学の申込みをして、かつ管理人さん(洞爺湖のトッシーさん)の予定が合って、天体観測に十分な天候の日のみになるんです。
つまるところ、この条件をすべて満たして、やっとこさ天体の説明も含めた観測見学ができるということなので中のカット回収するというのは割とハードルが高いのかもしれません。(但し、ドーム内は前述のとおりあまり一致しません。)
壮瞥町編は以上です。
主にノエル、乃々香、こはるの3人が深く関係してくる壮瞥エリアをめぐることで、天メソ世界の個々の場所設定についての理解がより深められたのかな?と、3度ほど訪れてみた感想としてはそんなところでしょうかね。
個々の舞台モデルが点々としていても、何かしらの繋がりをもって背景として描いてもってくる。巡っていてこういう発見ができるというのもこの作品が丁寧に背景に接しているという一つの魅力なのかなと。
なお、この壮瞥町。咲の有珠山高校編の舞台にも多々登場しているのでそれとセットで訪問してみるのもいいかと思います。
最後に。夏のオンシーズンにも訪れる予定ではいるのですが、今のところ行けるか未定なので洞爺湖のエリア別記事はこれにて完結とさせていただきます。
駄文や脱線も多かったかと思いますが、約7か月近くこの舞台めぐり記事群にお付き合いいただきありがとうございました。
◆◆舞台探訪(聖地巡礼)マップ◆◆
【壮瞥町広域】
より大きな地図で 『天体(そら)のメソッド』舞台探訪(聖地巡礼)マップ を表示
【壮瞥温泉エリア】
より大きな地図で 『天体(そら)のメソッド』舞台探訪(聖地巡礼)マップ を表示
一部画像は比較研究目的で引用しております。
『天体のメソッド』の画像著作権は、©霧弥湖町観光協会 に帰属します。
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